令和4年度 第1回倫理講習会・技術講習会を開催しました。
会員の技術向上を図る活動の一環として、中部支部では「倫理講習会・技術講習会」を開催しております。
本年度も昨年に引き続き、WEB配信を主体として以下プログラムにて実施いたしました。
【倫理講習】「育児介護休業を活用するには」
講 師 : 愛知県雇用労働相談センター 山下 裕子氏
【技術講習(水道)】スマート水道メーターの取組と水道事業の DX
講 師 : 愛知時計電機株式会社 瀬尾 博氏
【技術講習(下水道)_1】内水浸水想定区域図作成マニュアルの解説
講 師 : 株式会社日水コン 水谷 智彦氏
【技術講習(下水道)_2】流出解析モデルの説明
講 師 : 中日本建設コンサルタント株式会社 杉本 佳郎氏
【技術講習(下水道)_3】流出解析モデルの活用【雨水管理総合計画策定等への展開】
講 師 : 株式会社NJS 浦川 武氏
*開会に際して、上田直和 中部支部長より挨拶を頂きました。
【倫理講習】「育児介護休業を活用するには」
育児休業を中心に講演をいただきました。2022年4月1日から順次施行されています改定育児・介護休業法の概要について説明をいただきました。現状約5割の女性が出産・育児により退職されているとのこと。女性の継続就業と男性の平日の家事・育児時間の関係をみると男性の家事・育児時間がゼロの場合、継続就業は約50%、4時間以上の場合になると約75%と25%もアップするとのことです。貴重な人財に引き続き働いてもらうためには育児休業を取得するのが当たり前の社会風土を醸成させる必要があるんでしょうね。また、2022年10月1日からは、産後パパ休の創設や育児休業の分割取得が可能になることから、より柔軟な育児休暇取得の後押しとなることでしょう。
*講師:愛知県雇用労働相談センター 山下 裕子氏
【技術講習(水道)】スマート水道メーターの取組と水道事業の DX
人口減少に伴う水需要の低下、人手不足に伴う検針員確保の困難化、水道施設の老朽化といった水道の課題に対するスマート水道メーターを利活用した取り組みについて講演をいただきました。導入による水道メーター検針の自動化といった直接的なメリットの他、得たデータを利活用することにより、漏水の早期発見などにも役立てることが可能といった付加的なメリット等について説明をいただきました。
*講師:愛知時計電機株式会社 瀬尾 博氏
【技術講習(下水道)_1】内水浸水想定区域図作成マニュアルの解説
内水浸水想定区域図作成マニュアル(令和3年7月)の改訂の変遷、構成、内水浸水想定区域図作成にあたっての留意事項、作成手順、作成のポイント、内水ハザードマップ公表・周知に当たってのポイントについて、わかりやすく、詳しく講演をいただきました。
*講師:株式会社日水コン 水谷 智彦氏
【技術講習(下水道)_2】流出解析モデルの説明
シミュレーションの手順、流出解析モデルの概要(従来手法との違い、基本機能、各種モデルの概要)、氾濫解析手法、モデルの構築、解析(キャリブレーション、シミュレーション)、その他解析に必要な資料・データについて、わかりやすく、詳しく講演をいただきました。
*講師:中日本建設コンサルタント株式会社 杉本 佳郎氏
【技術講習(下水道)_3】流出解析モデルの活用【雨水管理総合計画策定等への展開】
雨水管理総合計画の内容、雨水管理総合計画の策定手法、事業計画との関係、浸水対策に関連する各種計画・事業、その他雨水関連の情報について、わかりやすく、詳しく講演をいただきました。
*講師:株式会社NJS 浦川 武氏
*閉会に際し、篠永典之 技術委員長より総評・挨拶を頂きました。
以上、報告です。